DAI-SONのアレやコレやソレ

創作ライトノベル、「ハーミット」「愚者の弾丸」「ハーミット2」を掲載。更新停止中です。

「愚者の弾丸」 EX.4 生命の秤は愚かしく

一方で、紛争は更なる局地を迎えていた。戦地である狂信者の街 クリン・トラスト・・・そこは城と城下町によって出来た中世的な雰囲気を出す街。今までは、その城と町を結ぶ門の前で敵兵を食い止めていた。しかし、医者派がわの”人を殺してはいけない”という指…

「愚者の弾丸」 EX.3 高原と未踏の空を仰ぐ

番長一人なら馬に相乗りする予定だっだようだが、あいにくと人数がかさんでしまったため馬には荷物持ちをさせることにした。馬は至って健康的で、普段の世話の質の良さが見て伺えた。その馬を御する兵士の名はハインツ=ブラウン。生前は誇り高き城の守り手…

「愚者の弾丸」 EX.2 戦火の風上は遥か彼方

相手は死んではいなかった。だが、翌朝に”呪刻”によってアーツを封印され、無害化された。”呪刻”というのは医者の特権で、罪を犯した者からアーツを奪うものである。この世界における医者という職自体、妖精によって心の清らかさを認められた人間のみがなれ…

「愚者の弾丸」 EX.1 心は武器

できれば人なんて殺したくはない。生前、自らを守るため、仲間を守るため、人を殺めてしまった経験はある。だが、殺さずに解決できるのであればそれに越したことはないのだ。生き返られるのなら生き返りたい。でも、罪もない人間を100人殺すだなんて鬼畜には…

「愚者の弾丸」 EX.0 誰が為に死に賭し墜ちる者

3018年 某日・・・ ボディスーツの男「さぁ、どうする?」膠着状態になった場面、問いかける男は余裕綽々だった。番長は過去を改変し、タイムマシンによって元の時代に戻った。だが、彼も番長が到着する直前を狙い、予備のタイムマシンで追ってきたのである。帰…

「ハーミット」 ACT.LAST 愚者・下

千代「い・・・たい・・・。」枷檻「千代!!大丈夫か!!」千代「痛いってば・・・。」枷檻は千代の手を握り潰さんとばかりに強く握っていた。枷檻「ご、ごめん・・・。」枷檻は手を解き、涙を拭う。枷檻「よかった・・・本当に・・・よかった・・・・・・。」千代「ううん、むしろこれ…

「ハーミット」 ACT.32 愚者・上

千代「何・・・?今のは・・・。」意識を支配していた白昼夢から覚める。枷檻「どうした、さっきからふらついてるじゃねぇか。」摩利華「無理もありませんわ。二人も連続でお相手したのですから、相当疲弊しているのでしょう。」千代(今回は今までと違ってはっきり…

「ハーミット」 ACT.31 星

摩利華「まさか、集団で襲いかかってくる非道な方がいらっしゃるなんて・・・。」枷檻「そうか?私たちだって大した変わりねぇだろ。支援の形が違うだけさ。」千代「安易に人を殺さないところを見ると、彼らも人間なんだなって思うよ・・・。同情はしかねるけど。」…

「ハーミット」 ACT.30 塔

腕男に才能を引き出された犬は、異能力を感じ取り住宅街の外れの廃ビル辺りに来ていた。ここは地主が何十年と放置していて、ゴロツキどもの溜まり場と化していた。ゴロツキA「おい、またハーブの店が取り締まられたってよ。」ゴロツキB「へへっ、いい気味だ…

「ハーミット」 ACT.29 喧嘩両成敗

昼過ぎには潮の自宅に到着していた。マンションの一室に住んでいるようだ。千代「潮ちゃん、起きられる?」潮「う・・・ん・・・なんだ、もう着いたのか。・・・っつうか真夏に分厚いタイツなんて履いてんじゃねぇよ、汗クセぇぞ。」摩利華「そこがいいんじゃない!!」…

「ハーミット」 ACT.28 諦めることを諦められないということ

枷檻「おお、すっげぇなコレ!!どんどん入るぞ!!」枷檻は千代の広げている黒い布の中にいるクロの空間に次々と墨汁瓶を詰め込む。クロ「おい、そんなに一気に入れるのはやめんか!!空間を通している時にも生命力は使われているのだぞ!!」枷檻「わりぃわりぃ。…

「ハーミット」 ACT.27 もっと心で近づきたい

大柄な男は、ドラッグストアで包帯やら脱脂綿やらを買って応急処置をした。店員には怪しい目で見られたが、工事現場で事故に巻き込まれてしまって、と適当にごまかした。出血の割に傷は浅く、なんとか痛みを堪えれば普通に歩けるようにはなっていた。あまり…

「ハーミット」 ACT.26 運命の輪 

腕男「俺は”星(スター)”だァァァァ!!光り輝くスターだァァァァ!!」腕には爽やかな男性が握られている。爽やかな男性はグニャグニャにひん曲がっているが、潰れたり死んだりはしていない。能力によって生きながらえているのだろうが、身動きがとれないのには…

「ハーミット」 ACT.25 未来を見て未来に見られる

8月8日(木曜日)。雨は上がったものの、曇り空がどんよりと湿った空気を閉じ込める。そんな薄暗い町の路地裏、大柄な男は息を切らしながら出血している腕を押さえている。ふくらはぎからも血が流れ、水たまりとコケを徐々に赤くしていた。目の前には幼い女の…

「ハーミット」 ACT.24 微睡みはしどと打つ雨音と

男の腕から抜けた枷檻を抱き寄せる千代。千代「大丈夫??生きてる??枷檻ちゃんッ!!」涙目になって枷檻を揺さぶる。摩利華「大丈夫ですわ。睡眠薬か何かで意識が朦朧としているだけですわ。呼吸はありますし、うっすらとこちらに目線を向けていますわ。」枷檻…

「ハーミット」 ACT.23 月

千代「はぁ・・・」通話を終えた千代は深い溜息をついた。しばらく親から連絡がないと思ったのでこちらから連絡したのだ。心配ばかりかけて申し訳ないという旨を伝えようとしたのだが、父親「いいの、いいの。お金持ちにはお世話になりなさい?あの、焼肉の時に…

「ハーミット」 ACT.22 現場はいつまでも忘れない

8月6日(火曜日)。朝方にすっかり済ませたようで、千代はすっきりしていた。千代「よかった~。今回は長引かなくて。」二度寝しようとベッドに戻る千代。しかし、摩利華に布団を剥がれる。摩利華「もう寝てはダメですわ!!ちゃんと学生として課題をこなさなく…

「ハーミット」 ACT.21 後始末

亜万宮邸に戻った一行は敵の能力について考えていた。結局のところ、相手の限定条件とはなんだったのだろうか?という素朴な疑問があった。それが解からなければまたしても簡単に術中に掛かってしまう可能性が出てきてしまう。もちろん四六時中気をつけられる…

「ハーミット」 ACT.20 女帝

熱く頬を塗る橙色を帯びる店内。もりもりとアイスを食べる千代を白い目で見つつ、憩いのひとときを終えた。摩利華「もう・・・こんなに食べてはダイエットになりませんわ。明日から持っとビシバシ指導してもらうのよ。ぱにゃにゃんだー。」千代「えへへ。ぱにゃ…

「ハーミット」 ACT.19 その呪いは波乱の予兆を孕む

摩利華の部屋には千代と摩利華のふたりがいた。横顔には夕日があたり熱を帯びている。摩利華「難しいですわ・・・?考えている間に落ちてしまいますわ・・・。」彼女らは暇つぶしに落下物のパズルゲームをやっていた。こういったものは断然千代の方が強く、アグレッ…

「ハーミット」 ACT.18 叛逆の牙は引き合う戦意を連ねる

枷檻の父親「すまないが協力はできない・・・。これは私が抱える人間たちが多すぎるが故なんだ。本当に申し訳ないが理解してくれ。」摩利華の家の人々ように協力を仰ごうと考えたりはしたのだが、小鳥遊財閥は邸内のみならず会社やグループが存在しており、これ…

「ハーミット」 ACT.17 身を喰むチカラよ急ぐ拍となりて

8月3日(金曜日)大柄な男「なかなかの強敵であった。」男は全身にまとった能力を解く。目の前にはゴスロリ姿の華奢な少女が横たわっている。彼女は能力者”だった”人間だ。つまるところ、もう負けているということだ。大柄な男「危ないところだった。こうも毎…

「ハーミット」 ACT.16 悪魔

DDL「ダンナァ!!ヤッタゼ!!イマノアノオンナハフヌケノヌケガラニナッテボーゼントタチツクシテルゼ。トドメヲサシニイクナライマダゼ?」男のもとへ戻ってDDLは自慢げに結果を報告した。しかし、男は不満そうな顔でDDLの顎をぐいと持ち上げる。DDL「ンニニニ…

「ハーミット」 ACT.15 正しき内と悪しき内はいつも彼女と共に有り

千代「摩利華ちゃん・・・。」摩利華「なんですの~?」千代「近いんだけど・・・。」摩利華「いいじゃない・・・やっと二人きりになれたのよ~。」千代「いや、だからといってずっと絡み付いてくるのはどうかと思うよ・・・。」ベッドに入ってからというものの、摩利華は…

「ハーミット」 ACT.14 悪の意は海峡を越えて

長い長いトンネルを抜けた新幹線は一日ぶりに日の光を浴びる。仄暗い夜明けに撒き散らされる熱。車両はすいていた。夏休みシーズンが始まっていたが、今の時代は飛行機の方が人気だ。上空に行っても電波が絡まなくなってからというもの、利便性を考えて海の…

「ハーミット」 ACT.13 波立つ情

番長『向かうのは夕方ころになる。』LINEにメッセージを返された。枷檻「アイツいっつも夕方にしか来ねぇよな。」三人は長いテーブルの片隅に腰掛け、料理を待っていた。摩利華「彼女にも彼女自身の都合があるのでしょう。仕方ありませんわ。」千代「でも、…

「ハーミット」 ACT.12 死神13

夜九時前にはそれぞれがそれぞれの家に帰り、千代はベッドについた。千代「食べてすぐ寝るとまた太っちゃうなぁ・・・。」クロ「今は無理をして体力の蓄えがなくなってしまう方が、よほど恐ろしい。」千代「わかってるよ。みんなの応援を、無駄にはしない。」 …

「ハーミット」 ACT.11 結ばれる糸

7月14日(土曜日)。千代は昨晩摩利華の使用人によって送迎されて帰宅した。精神面ではほぼ正常そのものまで回復したが、肉体には過度のストレスによる疲労が残っていた。まぁ、ストレスもそうなのだが、実を言うと単純に生命力が足りない状態にあるのも事実で…

「ハーミット」 ACT.10 心とココロ 

亜万宮低に着く頃には泣き止んだが、まぶたは赤くしっとりとしていた。門にはSPらしきいかついスーツの男が二人立っている。いかつい男A「おい、そこの。屋敷になんの用だ。」枷檻「私は摩利華とは古い知り合いだからよ、会いに来てやったんだよ。」いかつい…

「ハーミット」 ACT.9 軋む日常

7月13日(金曜日)、摩利華は休んだ。というか、休ませた。あんなボロボロの顔で学校に出られては停学もヒンシュクもくらってしまう。 バトルとは言え、気絶するほど殴り続けたので、昨日気絶から覚醒したあと摩利華にはたっぷり謝り倒した。摩利華「そう・・・普…

「ハーミット」 ACT.8 女教皇

流石に5時限目、6時限目と教室でドンパチやるなどという暴挙に出ることはなく、緊張を帯びた精神のまま、授業をやり過ごした。問題はこのあとだ。真っ先に帰路に着こうとせかせかと帰る準備を済ませる。枷檻の担任の帰りの会はさっぱりしていて短いので半ば…

「ハーミット」 ACT.7 思考倒錯

千代「我ながら本当にめんどくさい事に手を突っ込んでしまった。」軽率な行動でこんな戦いに足を踏み入れてしまい、しかも最初に「能力者バトルかぁ」と不覚にもワクワクしてしまった自分を悔いていた。しかしながら、ここで戦いを辞めるわけにもいけなくな…

「ハーミット」 ACT.6 潜む視線

7月9日(月曜日)・・・。昨晩は警告通り十分な睡眠をとり、久しぶりの健やかな目覚めである。クロ「今日も学校という場所に行くのか?」千代「うん。そうだよ。」着替えながら会話をする。もっともパジャマなんていう面倒なものは持っておらず、下着にシャツを羽…

「ハーミット」 ACT.5 安息

7月8日(日曜日)。部活動に所属していない千代にとっては休日である。しかしながら、今という今ばかりはのんきにしてもいられないのである。二度も公然で戦いをしてしまったために、インターネットによからぬ情報が拡散してしまっているのである。幸いにもク…

「ハーミット」 ACT.4 邂逅

千代「ヴォエ~~~~~・・・」腹部を思い切り殴られたために、強烈な吐き気に耐えかねて排水口に吐き出す。クロ「大丈夫か?」千代「大丈夫に見える・・・?」その横、のびていた女生徒が覚醒する。女生徒は手をグッと握る。数秒間見つめていたが、すぐに拳を解く…

「ハーミット」 ACT.3 恋人

その戦闘をひとしきり眺めている人物がいた。???「へぇ・・・やっぱりあいつ・・・能力者だったんだ・・・。」千代はそんなことつゆも知らないままに、疲れきった体を押して帰るのであった。暴力事件で停学になるなんて問題外なので、なりふり構っていられないのだ。 …

「ハーミット」 ACT.2 戦車

7月4日(水曜日)・・・何事もなかったかのように次の日の朝を迎える。ジムでハジけすぎたのか、少し疲れが残っている。普段からちょくちょく行ったりはしているので、しっかりケアをして筋肉痛は回避している。 昨日のことは妄想だったのかもしれない・・・?千代「…

「ハーミット」 ACT.1 隠者

帰宅して、いつものようにウサちゃんクッションを傍らに引き寄せる。習慣からか、宿題がなかったかとプリントを探る。そうすると、さっきのプリントが出てきた。うっかり自分のものかと思って拾ったが、見たこともない文面だった。プリントにはこう書かれて…

「ハーミット」 ACT.0 プロローグ

2018年 7月3日(火曜日)・・・時は平成、消費税は10パーセントが当たり前。機械の進歩は限界を迎えつつあり、誰もが宇宙に希望を抱いていた。それぞれがそれぞれに道を見出していたこの時代。彼女はありふれた、そして深刻な問題に直面していた。 ???「・・・・・・・・・…

七ヶ月ぶりにこんにちは

やあ、お久しぶり。 なんでまたはてなブログになんか戻ってきたのかなんて思うだろう? 別にブログを書くつもりはもうないんだ。 ツイッターで十分事足りてるからね。 ただね、これからここで創作の文章を載せていこうかと思って ちょっと挨拶をしに来た次第…

すごいどうでもいいこと +みんなが書いてくれた番長

番長の身長メモでは「164」だったけど 昔書いた設定画引っ張り出したら「156」だった あと、誕生日設定のあるキャラ↓ 笛音番長(ブログのヘッダにいる娘)・・・9月9日 五十嵐ヒロ(黒髪の男)・・・11月23日 電子=ヴォルテック(黒髪ロングの…